おさびしやまさんよりコメントを頂きました。有り難うございました。
山も山さんのことで伺いたいのですが、以前山も山さんは安心問答のなかで信心決定されている旨のことを言われました。それは、山も山さん御自身、阿弥陀仏の本願を疑う心が無くなったという自覚があったから、そう言われたということでよろしいですか？
自覚という言葉は、この場合適当ではありませんが、阿弥陀仏の本願を疑う心はありません。ただ、「阿弥陀仏の本願を疑う心が無いから私は信心決定している」という意味で書いたことではありません。
「信心歓喜乃至一念」といふは、「信心」は、如来の御ちかひをききて疑ふこころのなきなり。（一念多念証文・註釈版聖典P678）
信心と言っても、阿弥陀仏に救われたと言っても、「如来の御ちかひをききて疑ふこころのなき」ことです。○○だから救われたと言っているのではなく、阿弥陀仏の本願が私を助ける本願だから、助かるということです。
自覚の有無で言っているのではなく、阿弥陀仏の本願が必ず救うという本願であって、私を救って下さるとの仰せがあるから救われるのです。
その上で自覚があったから救われたとか、救われないというようなことではありません。ただ、阿弥陀仏は、つねに「汝一心正念して直ちに来たれ」と呼び続けておられます。
