安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

信心決定すれば、苦しみは減るのでしょうか?(頂いた質問)

信心決定すれば、苦しみは減るのでしょうか?(頂いた質問) 信心決定したら、苦しみは減るのかという点については、何をもって苦しみとするかによって答えは変わってきます。 例えば、どうしたら助かるのだろうか?とあれこれ考えても答えがみつからないこ…

以名摂物録(松澤祐然述)「6 信心諍論の所詮」

前回の続きです。 6 信心諍論の所詮 受けた心地を信心とするのが、定散諸機各別の自力の人の決着で。貰った心地にかかわらず、受けた品物を信心と定めるのが、如来利他の信心に通入したるところにて。この辺の決着を、明らかにして下されたが、御伝鈔上巻の…

以名摂物録(松澤祐然述)「5 受け心は千差万別」

前回の続きです。 今回から読みやすくするために改行を加えました。 5 受け心は千差万別 不思議のご縁でお話しをさせて頂きますが、何分にも五十年や六十年の短い話しではありません。無量永劫の末までも、助けて頂く一大事のお話しでありますから、幾重に…

以名摂物録(松澤祐然述)「4 受け心と受けた品」

前回の続きです。 4 受け心と受けた品 そこで受け心というときは、必ず受けた品がなければならぬ。品が届けば受け心はただおこるべき筈である。よって当流の信心安心というは、南無阿弥陀仏の六字の相なりとしてみれば、受けた心地を信心というのではなくて…

ブログ安心問答の内容から電子書籍を出しました「ただ今救われて下さい」(AmazonKindle版 響流書房)

ただ今救われて下さい 安心問答・浄土真宗の信心について (響流ブックレット)作者: 宮田秀成出版社/メーカー: 響流書房発売日: 2014/10/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る響流書房さんから、電子書籍として上記の本が出ました。 スマー…

以名摂物録(松澤祐然述)「3 受け心の詮議は無用」

前回の続きです。 3 受け心の詮議は無用 引き続いてお話しをさせて頂きますが、浄土真宗は御助けを向こうにかざっておいてたのむのではない。御助けを此方へ貰いうけたままが信心というのである事は、大略お話しを致しました。そこでその御助けを受け取った…

以名摂物録(松澤祐然述)「2 お助けを貰ったが信心なり」

前回の続きです。 2 お助けを貰ったが信心なり かくの如くお話しを進めて参りますと皆様のうちには定めて不審に堪えぬお方があるでしょう。成る程お助けを頂くが肝要に違いはないが、そのお助けを頂くには信心がなければ助けてはもらわれまい。たのむ一念の…

以名摂物録 松澤祐然述「1.弥陀はお助け商売なり」

今回は、大正7年に発行された「以名摂物録(松澤祐然著)」を紹介します。 上記は、大正7年に発行された説教本です。その内容が大変有り難かったので、順番に公開したいと思います。著作権は既に切れているのでそのまま掲載します。 以名摂物録 前編 松澤…

以名摂物録(松澤祐然述)目次一覧

弥陀はお助け商売なり お助けを貰ったが信心なり 受け心の詮議は無用 受け心と受けた品 受け心は千差万別 信心諍論の所詮 受け心と信の一念 受け心は受けた品に影響せず 頂く品は六字の喚び声 六字は相談の文句に非ず 相談しても結果は不明 名体不離 名体不…

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親鸞会を脱会するには勇気が必要です。 - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ

「助かりたい」という人がなかなか助からない理由を考える

なかなか自分は救われないと思っている人が実は実は一番「自分は救われる」と思っている(頂いた質問より) - 安心問答(浄土真宗の信心について)に追記します。今回は、短い文章で書きます。 「助かりたい」と思いながら「なかなか助かりません」と言って…

なかなか自分は救われないと思っている人が実は実は一番「自分は救われる」と思っている(頂いた質問より)

「阿弥陀仏の本願はどんな人でも助けてくださる」と聞きますが、自分はなかなか救われません。とはいえ、それで焦る気持ちもなかなか起きません。どうしたらいいのでしょうか?(頂いた質問) まず、「阿弥陀仏の本願はどんな人でも助けて下さる」という点に…

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「法友通信『知っただけでは何にもならん』という大邪義について」顕真_宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌(平成26年9月号)の記事から見える親鸞会の本音 - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ

「私は、この世の中、人の世というものの寂しさをすごく感じております。お互いに愛情をもって思いやり尊重しいたわり合うことができないことを寂しく思っています」(STEPさんのコメントより)→阿弥陀仏の本願力は太陽の光のようなものです。

STEP 2014/10/08 22:24 (略) 私は、この世の中、人の世というものの寂しさをすごく感じております。 お互いに愛情をもって思いやり尊重しいたわり合うことができないことを寂しく思っています。人同士がお互いに心を暖かく完璧に通いあわすことができない…

「阿弥陀仏に救われることが人生の目的」と言う人は救われない理由

なんとか阿弥陀仏の救われることを目的に日々を過ごしています。けれど、なかなか思った通りにはならずどうしたらよいものかと考えてしまいます。(頂いた質問) 結論からいいますと、阿弥陀仏の救いを目的とすると救われません。こういうと「阿弥陀仏に救わ…

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「生きる意味109」(宗教法人浄土真宗親鸞会講師 長南瑞生【Buddhism All-Japan Network代表 中村涼】)は、高森顕徹会長の「なぜ生きる」第1部の焼き直しの件 - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ

「横着者で阿弥陀仏と真剣に向き合うことができません。そのような殊勝な心はないようです。」(STEPさんのコメントより)

STEPさんよりコメントを頂き有り難うございました。また、STEPさんのコメントにコメントを書かれたみなさん有り難うございました。 STEP 2014/10/05 10:34 私は逃げることしかできません。 お調子者で、いい加減な私です。 横着者で阿弥陀仏と真剣に向き合う…

このままのお救いと聞くと、このままにしていればいつか阿弥陀仏の救いにあう日も来るのではないかと考えます。それではよくないとは思うのですが……(頂いた質問)

このままのお救いと聞くと、このままにしていればいつか阿弥陀仏の救いにあう日も来るのではないかと考えます。それではよくないとは思うのですが……(頂いた質問) そのうちいつかは…と考えるのは、阿弥陀仏の本願とは違う考えです。 なぜなら、「そのうち」…

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書評:生きる意味109(長南瑞生 宗教法人浄土真宗親鸞会講師)高森顕徹会長の「なぜ生きる」販促本以外にはなにもない本 - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ

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実はひっそりと親鸞会が終わっていた件(顕真2014年9月号より) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ