自力の心が邪魔になるという実感は阿弥陀仏のみ心を願力によって思わせていただけるということになりますの意味をもう少し詳しく教えて下さい(匿名さんのコメント）
http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20090807/1249637888#c1249814781
自力の心とは、阿弥陀仏の救いに対して、行為をあて力にして、足しにしようとする心です。その心があるために阿弥陀仏をたのむことができないので、自力の心をふりすてよと、御文章に何度も書かれています。
阿弥陀仏に救われたいという心も、阿弥陀仏が、なんとか救いたいという願力によって起こされるものです。
阿弥陀仏から言えば、「何とか救いたい」
私の心の上にその阿弥陀仏の願力があらわれると「何とか助かりたい」となります。
同様に、何とか救いたいという阿弥陀仏からすれば、これ一つが救いの妨げになっていると思われるのが自力の心です。
阿弥陀仏からいえば「救うためにはその自力の心が邪魔であるから捨てよ」となります。
私の心の上に、その阿弥陀仏の願力が現れると「救われる為にはその自力の心が邪魔をしているから捨てねばならない」となります。
