安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

獲信と利益について(ぺんぺん草さんのコメント)

ぺんぺん草さんよりコメントを頂きました。有り難うございました。

今回の回答で、信心獲得と入正定之聚とが同じと言われていますが、なぜ同じなのでしょうか。それぞれ意味がちがうと思います。(ぺんぺん草さんのコメント

http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20090729/1248865132#c1248869489

回答します。
あほうどりさんのコメントにありますが、「獲信」と「利益」は違うという意味でしたら、違うということもできます。紛らわしい表現で申し訳ございませんでした。

「獲信」と「利益」は違うという意味でおっしゃっているのでしょうが、
親鸞聖人は御消息(末燈鈔)に
「金剛心になるときを正定聚の位に住すとも申す。弥勒菩薩とおなじ位になるとも説かれて候ふめり。」
と書かれています(あほうどりさんのコメント)

http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20090729/1248865132#c1248876363

意味が違うという点では、違いますから、誤解させるような表現だったと思います。

往相回向の心行を獲れば即ちの時に大乗正定聚の数に入るなり、正定聚に住するが故に必ず滅度に至る(教行信証・証巻)

信心獲得したいうことは、正定聚に入ることだという意味で同じと書きました。

今後は、気をつけます。他にもお気づきの点がございましたら、ご指摘いただければ幸いです。