安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

「法論に沈黙すると負けを認めたことになる」という論調の顕正新聞を発行しながら、法論を申し込まれると沈黙する親鸞会・得意の法話内での反論さえしなくなった高森会長

宗教法人・浄土真宗親鸞会機関誌顕正新聞平成24年3月1日号を読みました。
4面に「自称“正統派”沈黙4年の謎」という記事が掲載されていました。内容は、4年前から続いているものと同じです。高森顕徹会長の著書「歎異抄をひらく」が出てから、それに対する反論書がでていないことをもって、

本願寺からは何の反論書もない。本願寺と異なる歎異抄解説を、認めたといわざるをえない状況にある(顕正新聞平成24年3月1日号・5面)

『ひらく』に反論すれば宿善論争が再燃する。4年の沈黙はそのせいか?
(略)
それでもまだ沈黙するとすれば、〝正統〟を名乗ってきた本願寺中枢は、すでに破壊されたと考えるだろう。(同上)

と主張しています。しかし、記事のすべてが親鸞会側の妄想以外のなにものでもありません。

もし、本気でそのように書いているのであれば、異なる主張を述べたことについて反論を出さなかったら、負けと言うのが親鸞会の主張するところになります。

このブログだけでなく、複数のブログでも親鸞会の教義上の誤りは以前から指摘されていましたが、一度も反論をしてこなかったのが高森顕徹会長です。今回飛雲さんから出された法論も、現在の所まで返事がありませんが、どうも沈黙してしまったようです。

上記引用した、顕正新聞の文章を使うと。

親鸞会からは何の反論もない。親鸞聖人と異なることを教えていたことを認めたといわざるをえない状況にある。
もし反論すれば、ネット上の議論での連敗が再現する。沈黙しているのはそのせいか。
それでもまだ沈黙をするとすれば、「本当の親鸞聖人の教え」を名乗ってきた親鸞会は、すでに破壊されたと考えるだろう。

といったところでしょうか。

それに関連して、先日4月1日親鸞会館で行われた高森会長の正信偈法話の参加者から情報を頂きました。

以前は、よく高森会長は「18願だけでいいという者がおるがとんでもない間違いだ」など、ネット上の批判を意識した発言を、批判がでるたびに言っていました。批判してくる本人には直接言わずに、内輪の法話や座談会で反論するというのが高森会長の反論のしかたでした。ところが、今回は法論の申し込みを受けて、その内容に関する内容は一切ふれず沈黙してしまいました。少しは、内輪の法話で反論をするかと思っていましたが、全く言わないところを見ると完全に負けを認めたようです。