安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

「(手元を見るな)こっちを見ろぉぉぉぉ!が阿弥陀仏の仰せ」(AZさんのコメントより)

AZ 2013/12/12 09:13
お礼が遅くなりました、山も山さんありがとうございます。「自分にどこか悪いところがある、だからもっと仏書を読んで・・」という思いがあり、これを手放すと堕ちてしまうと思うのです。だから放さないのか放し方が分からず手放せないのかはわかりません。法を聞きます。

http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20131206/1386310249#c1386807193

AZさんよりコメントを頂き有り難うございました。

AZさんが「もっと仏書を読んで…」といわれたお気持ちもよくわかります。しかし、仏教書の中に回答を探そうとするのは間違いです。こういうと、お聖教を否定するかのように思われるかも知れませんがそれは違います。


経典や、親鸞聖人の書かれたお聖教は確かに、阿弥陀仏の仰せをそのまま伝えられたものです。しかし、AZさんがそれを読まれる時はどうでしょうか?お聖教に書かれているご文を読む時に、AZさんフィルターを通して読まれているのではないでしょうか?自分が読んだお聖教の「声」に自分が縛られているのでは、いつまで経っても本願の仰せは聞けません。


手元のお聖教の文字を追うのではなく、本願招喚の勅命を、南無阿弥陀仏を、阿弥陀仏から聞いてください。阿弥陀仏は今のAZさんの様子を見て仰ることを、今年「倍返し」で流行語大賞になったTBSドラマ「半沢直樹」の一場面から引用します。


引用した場面は、ドラマ「半沢直樹」第8話の一部分です。対立する銀行員が、主人公である半沢直樹の主張に対して「手元のタブレット」を見てはあれこれ反論をします。それに対して半沢直樹が「(タブレットを見るな)こっちを見ろおぉぉぉぉ!!」という場面です。

AZさんを救うのはお聖教の「印刷された活字」ではありません。「本願招喚の勅命」がAZさんを救ってくださるのです。手元を見ずに「こっちを見ろおぉぉぉぉ!」と言われる阿弥陀仏の仰せに従い、そのまま救われてください。「こっちを見ろぉぉぉぉ!」と言われるのは、手元の本など捨ててしまえということです。


半沢直樹 -ディレクターズカット版- DVD-BOX

半沢直樹 -ディレクターズカット版- DVD-BOX