安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

「弥陀をたのむということは、阿弥陀仏より起こされた私の思いにことさら自分の思いは乗せることなく、起こされた思いのまま、身を任せよということでしょうか?」(頂いた質問)

弥陀をたのむということは、阿弥陀仏より起こされた私の思いにことさら自分の思いは乗せることなく、起こされた思いのまま、身を任せよということでしょうか?(頂いた質問)

弥陀をたのむとは、蓮如上人が御文章にたびたび書かれていることです。
その意味は、「阿弥陀仏をたのみにする」「阿弥陀仏をあて力にする」ということです。

それは、前提として阿弥陀仏が、私を助けようと常に働き掛けられているからです。
分かりやすく言うと「貴方を助けます」「私(阿弥陀仏)をたのみにしなさい」といい続けられているのが南無阿弥陀仏です。
その阿弥陀仏の仰せに対して、蓮如上人が「あれだけ言われているのだから、阿弥陀仏をたのみにしなさいよ」と勧められているのが御文章です。

思いのまま身をまかせるのではなく、聞いたままその通りと受け入れることです。ただ今助けるという仰せが南無阿弥陀仏ですから、ただ今救われて下さい。

追記

10年ブログ上で文字で書いてきましたが、最近はいろいろなツールやサービスが整ってきたので音声による安心問答もやっていこうと思います。取り敢えず今月中には出そうと思います。宜しくお願いします。