安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

「耳のない者に聞いて下さいというのは違和感があります。歩けない身体障害者に向かって歩いて下さいというのは残酷です。」(おさびしやまさんのコメント)

おさびしやまさんよりコメントを頂きました。有難うございました。

おさびしやま 2012/01/04 11:25
「釈迦弥陀は慈悲の父母」と和讃にありますが、耳のない者に聞いて下さいというのは違和感があります。歩けない身体障害者に向かって歩いて下さいというのは残酷です。キリスト教では神に向かってこの罪人を救い給えと祈るので納得します。おそらく耳の無いものに聞いて下さいとしか言いようがないのかもしれませんが、この違和感をうまく説いてくださる善知識はおられないものだろうかと思います。

http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20120104/1325629348#c1325643915

耳の聞こえない者はどうするのか?というお尋ねについては、私自身明確な答えはありません。なぜなら、私自身耳が聞こえるので、耳が聴こえない人の心境が、本当の意味では分からないからです。申し訳ございません。

ただ、こんにちは点字などで、耳の聞こえない人にも、本願のあることを知ることができる機会があります。それもできない人の関しては私は分かりません。ただ、阿弥陀仏は助けたいばかりです。この私を見捨てられないのが阿弥陀仏ですから、耳が聞こえない人、目が見えない人にも必ず救いの手を差し伸べられています。決して選ばれた人だけを救われる仏ではありません。