タイソンさんよりコメントを頂きました。有り難うございました。
では、私たちが先に聞くべき南無阿弥陀仏について感動的に詳しくお聞かせいただけますでしょうか。（タイソンさんのコメント）
http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20110811/1313053420#c1313075700
感動的にといっても、南無阿弥陀仏は文章の書き方によって実際以上に感動的になるようなものではありません。また、感動的な説明を聞くこと（読むこと）で何かが変わると思われるのでしたら、それは人の言葉によって信を得ようという心です。
南無阿弥陀仏とは、阿弥陀仏が私を救うために五劫思惟されて建てられた本願によってできあがったものです。阿弥陀仏が、私には分かりませんが「どうしてもお前を浄土に生まれさせたい」と願われた願いが、阿弥陀仏の本願です。その願いから、浄土を建立され、その浄土に生まれるには「○○の者は生まれることができる」という条件を設けると、生まれることが出来ない人があるので、南無阿弥陀仏の喚び声を聞く一つで浄土往生できるという本願を建てられました。
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如来の作願をたづぬれば
苦悩の有情をすてずして
回向を首としたまひて
大悲心をば成就せり（正像末和讃）
阿弥陀如来が本願を建てられた御心を伺ってみると、苦しみ悩む私を捨てられないのがまずあります。
苦しみ悩む者を捨てないために、南無阿弥陀仏を成就されました。
どれだけ文句を言っても、要求をしても、それに先だって私を救うと呼びかけられている南無阿弥陀仏です。それを疑い無く聞くのが信心です。
