安心問答−浄土真宗の信心について−

浄土真宗の信心についての問答

仏願の生起本末を聞いても昔話とどう違うのか分かりません(頂いた質問)

阿弥陀仏の本願を聞いても、どうしても昔話とどう違うのかがよくわかりません。(頂いた質問)

仏願の生起本末を聞いてみても、阿弥陀仏という仏がおられ、大慈悲心を起こされて私を救おうとなさっている。そのように聞いても、どうしても、いわゆるおとぎ話との違いが分からないという方があります。
このように言われる方は、とても素直な方です。
浄土三部経も、桃太郎の絵本も、本棚に収まれば書籍という点では同じです。文字に書かれているという点では同じです。
何が違うのかと言えば、それを伝えられた方が違うということです。
桃太郎は作者未詳ですが、人間の作った話です。
仏願の生起本末は、仏であるお釈迦様が、私たちに阿弥陀如来がいらっしゃることと、私を助けようと常に働いておられることを伝えられたものです。

常に働いておられるから、私が仏法を聞こうと思う心を起こされたり、法座に足を運んだりするのです。
真実と思えるか、思えないか。思えなかったら救われないのではないかという考えで、このように言われるのかも知れません。
思えるか、思えないかと言うよりは、この阿弥陀仏の本願でなかったら、浄土へ往生する道は外にないという点で、本願を聞くよりほかにありません。

以前にもこの質問があったのですが、私自身回答を考えているところです。いつか書こうと思っていましたが、あまりまとまらないので、現在のところを書いてみました。
ブログを読まれた方で、自分はこう思った、こう答えるということがあれば、コメントを頂きたいと思います。