以前コメントでお尋ねのあったことですが、
> 庄松同行は
> 「合点ゆかずば 合点ゆくまで聞きなされ」
> といったのです。私の持っている庄松同行の言行録にはこうした言葉がないのですが、参考までに根拠となっている引用もとの書籍名を教えていただけませんか?
http://d.hatena.ne.jp/yamamoya/20080901/1220272337#c1255013646
入手して読んでみようと思いますので、よろしくお願いいたします。(デカパンさんのコメント)
21世紀の浄土真宗を考える会のブログに書かれてありますのでお知らせします。近藤さん有り難うございました。
即ち信心というてもそれは我執のないものです。法のままに助けられてゆくのであって、その法は仏心、清浄心、智恵心です。この法に助けられたのが信心です。私たちの知識の上の思いぶりが破れて、仰せのままに育てられ、仏智のはたらきで、他力信を如実に頂くのです。名号のお助けの獲られたのです。
六連島のお軽同行でさえも、
「合点ゆかずばゆくまで聞きやれ、聞けば合点のゆくお慈悲。合点したのは聞いたにあらず、それは知ったの覚えたの。合点せいとは口では言えど、不思議不思議のほかはない」
と言うております。
加茂仰順師『真宗の信心』より③
加茂仰順師も、お軽同行も山口県の方ですから、「合点ゆかずば………」と、お軽同行が言ったことは、ほぼ間違いないのではないかと思います。
庄松同行の言葉として、書籍上で見つけられないのに、お軽同行の言葉としては書籍にあるということは、伝承されているうちに誰が言ったかが混在してしまったのではないかと思います。
現在判ったところはここまでです。お知らせします。